Workflow_ARSession サンプル解説
Workflow_ARSession は軽量級の AR セッション管理サンプルで、最小限の依存関係で完全な AR アプリケーションのフローを構築する方法を示しています。このサンプルは AR Foundation 互換モード と シンプルモード の両方をサポートしており、プロジェクト要件に応じて柔軟に選択できます。
使い方
シーン選択(いずれか1つを選択)
Unity エディタ内で、Workflow_ARSession シーンには相互排他的な2つの設定ルートオブジェクトが含まれています。いずれか1つのグループのみを有効化してください(もう一方は非アクティブ状態にします):
| 設定名 | 適用シナリオ | 依存関係 |
|---|---|---|
ARFoundationCompatibleSceneSetup |
AR Foundation を既に使用または統合予定のプロジェクト | AR Foundation 設定 の完了が必要 |
SimpleSceneSetup |
AR Foundation に依存しない EasyAR ネイティブ機能の直接利用 | 追加依存なし、軽量級ARアプリに適す |
ビルドと実行
Workflow_ARSessionをメニューバーのFile>Build SettingsまたはBuild Profiles>Scene Listに追加します。- 選択したターゲットプラットフォーム(Android や iOS など)に応じて、
Project Settings>Playerでビルドオプションを確認します。 - 実機にビルドして実行します。
アプリ起動後、カメラが自動的に初期化され、ターゲット認識を待機します。
認識ターゲットと取得方法
本サンプルはデフォルトで イメージ認識(Image Tracking) 機能を実演しますが、そのアーキテクチャは物体追跡やクラウド認識など他のモードへ容易に拡張可能です。
デフォルトターゲット:namecard.jpg
- ターゲットタイプ:2D 画像(印刷サイズ推奨 ≥ 90mm × 54mm)
- ダウンロード先:🔗 namecard

ターゲットの置き換え方法
- 任意の画像(JPG/PNG)を
Assets/Samples/EasyAR Sense Unity Plugin/[バージョン番号]/__All Samples__/Workflow/Workflow_ARSession/Targetsに配置します。 - シーン内の
ImageTarget-namecardコンポーネントを選択し、Inspector のImage Target Controller (Script)でTextureを自身の画像に変更します。 NameとScaleを修正します。Scaleはターゲットの物理サイズ(単位:メートル)で、画像の長辺を基準とします。

- 保存後、再ビルドします。
期待される効果
カメラがターゲット画像に向けられた時、システムは以下を実行します:
- リアルタイムで画像を検出・追跡;
- 画像平面上に3Dパンダモデルをオーバーレイ;
パンダの位置・向き・スケールは画像ターゲットの姿勢に厳密にバインドされており、画像が移動・部分的に隠れる・照明変化が起きても安定した追跡を維持します。
拡張の提案
- 物体追跡の追加:
ImageTrackerをObjectTrackerに置換し、.objモデルファイルをロード; - クラウド認識の導入:ローカルターゲットリストの代わりに
CloudRecognizerを使用; - 複数ターゲットのサポート:単一画像ターゲットから複数画像へ拡張。システムが自動的に同時追跡を処理。
ヒント
その他の機能コンポーネントは AR機能コンポーネントを参照。
Workflow_ARSession を通じて、EasyAR のコアワークフローを迅速に習得し、これを基盤にプロダクションレベルの AR アプリケーションを構築できます。