空間データ収集のための全天球カメラの使用
このガイドは、収集現場で全天球カメラ(現在 GoPro Max/Max2 をサポート)を使用して Mega が必要とする環境データを収集する方法を説明します。収集データの品質は、データの可用性と Mega の位置推定精度に直接影響します。収集前に本ドキュメントの内容を必ずお読みください。
準備作業
Mega 使用ガイドを読む。
収集経路計画を参照して経路計画を完了する。
GoPro Max設定 または GoPro Max2設定 を参考に全天球カメラのパラメータを設定する。
収集チェックリスト と照合して全ての要件を満たしていることを確認する。
注記
現在 Mega の全天球カメラ収集は GoPro Max/Max2 のみをサポートしており、他社製の全天球カメラは利用できません。
収集開始
環境の確認
- 周囲に人が非常に多い時間帯の収集は避ける。
- 光量が急激に変化する時間帯(晴天の正午など)の収集は避ける。
- 雨天・降雪時や濃霧時の収集は避ける。
起動と準備
- GoPro Max/Max2 のレンズ保護カバーを外し、電源を入れる。
- カメラを自撮り棒に**
確実に固定**し、画面がある側を自分に向ける。 - 収集開始点の周囲3m以内に建物、彫像などの近景があることを確認する(例:広場の中央での開始は避ける)。
- 収集経路に**
屋外が含まれる場合、屋外の開けた場所で電源を入れ、2分以上**待機状態にしてから収集開始点に向かう。
収集開始
- 全天球カメラを頭上20cm程度の高さに掲げる(高すぎず低すぎない)。自撮り棒は垂直に保つ。
- 録画開始ボタンを押すか、GoPro Quik APP で録画を開始する。
- 開始地点で、テクスチャが豊富な建物や壁などに向かい、**
2メートル以上横に移動**する。
収集中の注意点
- 収集中は自撮り棒をしっかり握り、カメラの安定を保つ。
- 歩行速度は1m/秒以下とし、
急激な動きを避ける。走行・自転車・車載での収集は禁止。 - 曲がり角や方向転換時は、
旋回速度を落とし、素早い回転を避ける。 - 障害物に注意し、室内では天井の高さに留意。カメラの衝突や接触を防ぐ。
重要
全天球データ収集は通常の動画撮影とは異なります。収集規範に従わない場合、映像が完全でもデータが使用不可となり、再収集が必要になる可能性があります。
収集終了
- 収集終了後、撮影ボタンを押すか GoPro Quik APP で録画を停止し、**
保存が完了する**まで待つ。 - カメラに保存された動画の長さと実際の収集時間が一致していることを確認する。
無効な収集データの回避
不適切な収集はデータを無効化(収集データが使用不可)する可能性があります。以下の一般的な原因を避け、発生した場合は**再収集**してください。
- ❌ レンズ保護カバー(透明カバー含む)の取り忘れ。
- ❌ 不正な停止:カメラのバッテリー切れ、ストレージ不足、過熱保護による自動シャットダウン。
- ❌ 収集中のカメラ衝突:ドア枠、梁などへの接触。
- ❌ 収集中の自撮り棒からの落下・滑落。
- ❌ エレベーター・ロープウェイ利用、自転車・船舶移動中、傘をさしながらの収集。
- ❌ 収集中のカメラ取り外しやレンズ拭き取り。
- ❌ 自撮り棒が垂直でなく、体に斜めにもたれかかっている状態。
よくある質問
重要物体/エリアの詳細収集 大型彫刻・物体の高精度モデル化が必要な場合、対象物を遠くから近づきながら複数回周回収集する。
道路工事/通行止め 推奨は経路再計画と再収集。止むを得ない場合、封鎖箇所で方向転換し、別経路を続行する。
チケット売り場/一方通行出口による連続収集不可 推奨は経路再計画と再収集(内外を分離)。
次のステップ
全天球データ収集完了後、
- 全天球カメラデータ出力ガイド を参照し、収集データを出力してください。
追加情報:
- 広範囲の収集が必要な場合は 超大規模空間収集ガイド を参照。
- 現場で EIF テストデータを同時収集する場合は EIFデバッグデータ収集 を参照。